銅鑼は古代ジャワ、スマトラの南方民族の打楽器にはじまり、中国、朝鮮を経て渡来したものと言われている。
日本では出船の合図や茶の湯で使われてきたもので、金沢では、茶道の普及に伴って製作されるようになった。
この銅鑼作りに打ち込んだのは人間国宝の故魚住為楽氏で、仏具の中の砂張の鈴の鋳造研究からヒントを得て銅鑼の製作を始め、その抜群の音響は高い評価をうけていた。
材料の砂張は、金属鋳物の中でもっとも難しいといわれている銅と錫の合金で、100対26が音響を良くする絶対条件である。現在この技法は孫にあたる兄弟によって継承されている。

主な生産地 | 金沢市 |
主な製品名 | 銅鑼、茶道具、鈴、花生 |
主な生産者 |
魚住安彦、魚住安信
〒920-0865 金沢市長町1-7-14
TEL.(076)221-7390 |