石川県中小企業団体中央会:石川県の伝統工芸 産地情報
 
  九谷焼 (くたにやき)
さまざまな色絵装飾(上絵付)に特徴があります。青(緑)・黄・赤・紫・紺青の五彩を用いた代表的な「古九谷」のほか、「木米」、「庄三」などの作風があります。
石川県陶磁器商工業協同組合
 
  加賀友禅 (かがゆうぜん)
加賀五彩といわれる燕脂、藍、黄土、草、古代紫などの色を基調にして落ち着きのある写実的な草花模様などが描かれています。
協同組合 加賀染振興協会
 
  牛首紬 (うしくびつむぎ)
釘に引っ掛けても反対に釘が抜けてしまうといわれるほどの丈夫さが特徴で、別名「釘抜紬」とも呼ばれています。
白山工房
 
  加賀繍 (かがぬい)
絹糸や金糸、銀糸を巧みに使って立体感のある図柄を浮かび上がらせるところが特徴で、繊細な技術を駆使し、ひと針ひと針丹精につくられます。
石川県加賀刺繍協同組合
 
  輪島塗 (わじまぬり)
使いこむごとに美しさを増し、用と美を兼ね備えた漆器です。素材はもちろん、デザインや124にも及ぶ工程、すべてに妥協を許さない、つくり手たちの想いの結晶です。
輪島漆器商工業協同組合
 
  山中漆器 (やまなかしっき)
江戸末期に木地師により考案された「加飾挽き」や「薄挽き」等、高度な木地「轆轤挽き物」技術が大きな特徴です。
山中漆器連合協同組合
 
  金沢漆器 (かなざわしっき)
加賀藩の庇護のもと大名好みの美術工芸品としてうまれ、品位の高さ、華麗さが大きな特徴です。
石川新情報書府のページ
 
  金沢仏壇 (かなざわぶつだん)
別名「蒔絵仏壇」と言われるように、金箔や蒔絵技法をふんだんに生かした、きわめて芸術性の高いつくりが特徴です。
金沢仏壇商工業協同組合
 
  七尾仏壇 (ななおぶつだん)
信仰心の厚い能登地方の宗教事情や、古くから祭りが盛んな土地柄だったことが、そのまま七尾仏壇の製造背景に色濃く投影されています。
石川新情報書府のページ
 
  金沢箔 (かなざわはく)
金閣寺、日光東照宮をはじめ、漆工芸、仏壇仏具や織物、九谷焼など、さまざまな分野で美しい輝きを創造する金沢箔。金箔は全国生産の98%以上、銀箔・洋箔は100%を金沢箔が占めています。
石川新情報書府のページ
 
  和紙 (わし)
献上紙漉き場として加賀藩の庇護を受け、加賀奉書、杉原紙、高壇紙など高級な公用紙が漉かれていた「二俣和紙」などがあります。
石川新情報書府のページ
 
  美川仏壇 (みかわぶつだん)
漆を何層にも塗り固めたものに型を用いて立体的な紋様を施す「堆黒」の技術」は、伝統文化的希少価値が非常に高いものです。
美川仏壇協同組合
 
  桐工芸 (きりこうげい)
耐湿、耐火性に優れている桐の特性を生かした桐火鉢や花器、灰皿、菓子器などが生産されています。
石川新情報書府のページ
 
  檜細工 (ひのきざいく)
軽くて通気性も良く丈夫なため、檜笠のほか網代天井やかご、花器なども作られており、素朴な民芸品として親しまれています。
石川新情報書府のページ
 
  珠洲焼 (すずやき)
土に含まれる鉄分が炭素と結合し、黒灰色の落ち着いた美しさを醸し出し、薪の灰が溶けて自然柚や灰被(はいかつぎ)となり微妙な景色をもたらします。
珠洲焼館
 
  加賀毛針 (かがけばり)
原材料に野鳥の羽毛を使い、その接合部分に漆や金箔を施すなど、美しさと気品にあふれています。
目細八郎兵衛商店
 
  加賀竿 (かがさお)
全天候に対して耐久性があり、かつ軽く扱いやすくするため、若竹を高熱加工して強靭さをもたせ、さらに漆塗で補強と装飾性を加えています。
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  大樋焼 (おおひやき)
土作りから本焼きまで一貫して手作業で行われ、特徴である飴色の紬薬には雪国にふさわしい素朴で暖かい味があります。
大樋焼本家 十代長左衛門窯
 
  加賀獅子頭 (かがししがしら)
八方睨みの眼光も鋭く他産地のものより大きなのが特徴で、原木には白山麓の桐が使われています。
加賀獅子頭 知田工房
 
  加賀象嵌 (かがぞうがん)
象嵌とは、鉄や銅合金などの地金の表面を彫り、色彩の異なる金や銀、四分一(銀と銅の合金)などを埋め込んでいくもので、加賀象嵌の特徴は「平象嵌」という技法にあります。
伝統の加賀金工 美照工房
 
  加賀提灯 (かがちょうちん)
竹ヒゴを1本1本切断して骨にすることで、螺旋状に巻いたものとは異なり、伸びが多く、1本が切れても全部がはずれることがない丈夫なものです。
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  加賀水引細工 (かがみずひきざいく)
松竹梅や鶴亀、宝船飾りなどに加え、近年では人形も作られています。
加賀水引 津田
 
  金沢表具 (かなざわひょうぐ)
京表具の流れをくみ、百万石文化を反映してどっしりとした渋い仕上がりが多く、寸法は金沢の町家に合わせ、京寸法より短めです。
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  金沢和傘 (かなざわわがさ)
金沢周辺に群生していたモウソウ竹と五箇山のコウゾを使い、傘の中心部に和紙を4重に張り、壊れやすい周辺部に糸を2、3重に張って強度を高めています。
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  郷土玩具 (きょうどがんぐ)
獅子舞や加賀鳶の姿の「加賀人形」、姫だるまの「加賀八幡起上り」、「米喰いねずみ」、「もちつき兎」などがあります。
株式会社中島めんや
 
  琴 (こと)
蒔絵や螺鈿をふんだんに使った雅なものが多く、楽器の域を超えて芸術品や装飾品といった趣があります。
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  三弦 (さんげん)
茶屋街と温泉街など花柳界(かりゅうかい)に支えられて発達しました。芸どころ石川を支えるのに欠かせない存在となっています。
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  太鼓 (たいこ)
伝統を受け継いだ手作りの製法を守り、音色のよさと、高い完成度に定評があります。全国で生産される3尺(約1m)以上の太鼓の70%を占めています。
浅野太鼓
 
  竹細工 (たけざいく)
茶道、華道などで使用され、美術工芸としての価値が高いのが特徴です。現在では、網代編を主体とした高度な模様編で茶道具や花器などが作られています。
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榎本千冬
 
  茶の湯釜 (ちゃのゆがま)
昔のナベや釜などをつぶした「和鉄」を熔かして、外型と中型の間に流し込んで成型した後、酸化鉄で色を付けて仕上げます。
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  鶴来打刃物 (つるぎうちはもの)
旧鶴来町(現白山市)は刃物鍛治が盛んな土地柄で、農耕用から山林用、家庭用まで、生活の中に息づく刃物を作り続けてきました。
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  手捺染型彫刻 (てなっせんかたちょうこく)
友禅や小紋の柄や紋様を染めるための型紙彫刻です。職人には、何枚もの同じ模様を正確に彫り、染めを何枚か続けて連続模様にしていくための高度な技術が求められます。
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  銅鑼 (どら)
石川県では、茶の湯の普及とともに製作されるようになりました。素材は「砂張(さはり)」と呼ばれる銅と錫(すず)の合金ですが、合金中、最も調合が難しいと言われています。
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  七尾和ろうそく (ななおわろうそく)
イグサの髄を下地の和紙に巻きつけ、特殊なのりをつけた真綿で仕上げた芯はしっかりとした太さを持ち、安定した炎を作り出します。
高澤ろうそく店
 
  能登上布 (のとじょうふ)
夏の衣料として最高級品と称されています。軽快で通風性に富んだ美点は、他の追随を許しません。
能登上布 山崎仁一
 
  能登花火 (のとはなび)
能登の押水町(現・宝達志水町)に専門の花火業者が誕生したのは昭和8年です。毎年、岐阜県の長良川河畔で開催される全国花火コンクールで3度の優勝を果たしています。
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