古くから竹の軽く、強い特色を生かして、ザル、かごなどの日常生活品から武具、楽器、高級調度品などまで幅広く県内各地で作られ、竹工芸品は生活の中に密着してきた。
特に、中世以降、茶道、華道が盛んとなり、花生、茶杓などの竹工芸品が賞賛されたことから、加賀藩においても美術工芸として振興に力をいれ、藩の細工所では数人の竹工がいたと言われている。
しかし、第2次大戦後、プラスチック製品やダンボールが大量に出回り、需要が激減した。現在、網代編を主体とした高度な紋様編で茶道具等が作られている。

主な生産地 | 金沢市・能美市 |
主な製品名 | 花生 |
主な生産者 |
榎本千冬
〒920-1122 金沢市湯涌荒屋町ハ190
TEL.(076)235-1114 本江和美
〒929-0111 能美市吉原町チ21-1
TEL.(0761)55-5009 |