五大開発株式会社
バーチャル土木列島上の防災・維持管理システムの開発

事業実施の背景

土木業界を取り巻く環境は、これまでの「建設」の時代から「防災・維持管理」の時代へと劇的な変化を迎えつつあります。点検をはじめとする膨大なデータが蓄積され続けています。また、ICT計測技術の進展により、多様なデータの利用が可能となってきました。一方で、膨大かつ多種多様なデータを、いかに管理し、活用していくかが共通課題とて認識されつつあります。

そこで弊社では、自社で開発中の三次元地形マップ「GONDWANA」をベースとした、視覚的にわかりやすく、かつ現場の臨場感のある防災・維持管理システム「GONDWANA-PUBLIC」の構築を目指しました。

実施した内容

防災・維持管理システム「GONDWANA-PUBLIC」を実現するための”キー”となる3つの技術の確立に取り組みました。

  1. ベースマップ:三次元地形マップ「GONDWANA」を、防災・維持管理データ管理のベースマップとして再構築しました。
  2. 全方位カメラの導入:道路管理のベース技術として、車載型全方位カメラを導入し、計測・解析技術の確立と、ビューワーシステムの開発を目指しました。
  3. UAVの導入:災害時の迅速な現況把握、効率的な地形取得を目指し、UAV・解析ソフトを導入し、UAV計測システムの確立を図りました。
五大開発株式会社 UAV
五大開発株式会社 全方位カメラ

取組みの成果

  1. ベースマップのリニューアル:三次元地形マップ「GONDWANA」を、広範囲を高分解能で描画し、かつ多彩な地形表現が出来るシステムに再構築し、一般公開しました。
  2. 全方位カメラ:計測~閲覧まで、リーズナブルな価格で提供できる”Road Viewシステム”を開発、より視覚的に分かりやすい道路施設管理システムの提供が可能となりました。
  3. UAV:導入したUAV計測システムにより、迅速な三次元地図作成が可能となりました。
五大開発株式会社 GONDWANA

今後の目標

今回、開発したシステムと弊社がすでに開発済の台帳システムや二次元GIS技術との連携を進めることで、仮想土木列島「GONDWANA-PUBLIC」のさらなる進化に取り組んでいます。さらに、国が主導し土木分野で導入を進めようとしている“CIM(生産プロセス全体の3次元化による業務効率化・高度化)”の受け皿(プラットフォーム)を目指していきます。

代表者から自慢を一言!

北陸の一中小企業が「Googleを越える技術を!」を合言葉に頑張っています。我が社の技術、ぜひ一度見てください。

自慢の動画!!

事業所名 五大開発株式会社
代表者 代表取締役社長 石川 通 連絡先担当者 コンサルタント技術部課長代理
藤原 大佑
所在地 〒921-8051 石川県金沢市黒田1-35
従業員数 63人 設立年月日 昭和40年3月8日
TEL 050-3385-2991 FAX 076-240-9585
E-mail pp-sales@godai.co.jp URL http://www.godai.co.jp/
業種 建設コンサルタント、ソフトウエア開発 資本金額 5,500千円
得意分野 公共土木分野のコンサルティング(土木・IT)
地盤・防災関連のソフトウエア開発・販売