会長就任御挨拶 五 嶋 耕 太 郎 |
私は、さる5月24日の総会において、はからずも中央会会長のご指名を受け、他の 役員の皆様方とご一緒に中央会のお世話をさせていただくことになりました。 安田前会長のように高度な資質と指導力、そして中央など多方面への大きな存在感、 人格、識見どれをとりましても私の全くおよぶところではございませんが、思いもかけ ぬ安田前会長の固い辞任の意を受け、このような結果に相成りました。 もとより浅学非才の私の堪え得ぬ重責と存じておりますが、会員の皆様方の熱心なご 支援ご協力を支えとして、皆様方とともどもに力を合わせて中小企業組合の発展と加入 企業の繁栄のために、微力ながら努力してまいりたいと存じております。 なにとぞ十二分のご協力とご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。 現下の経済状況は非常に厳しく、平成3年をピークにどんどん悪化の傾向にあり、近 年に至っては経済が萎縮した状況に陥ったと言っても、過言ではないと思います。特に 我々中小企業を取りまく環境は一段と厳しさを増しております。 本中央会の予算につきましても、国、県ともに厳しい財政状況の中でありますが、 前会長並びに役員の方々のご尽力、行政の深いご理解によりましてほぼ前年並み予算と なっております。このことは中央会がこれまでに蓄積してきた事績であり、着実に発展 を遂げているあかしであります。 これはとりもなおさず、前会長はじめ会員皆様方の一致協力の賜物であり、心より敬 意を表したいと存じます。 ご承知のように中央会の事業は各種多岐に亘っております、現在約600組合のご加 入を得て、各組合並びに組合員それぞれの事情があり、多種多様な意見があり、大変で はないかと思うわけでありますが、安田前会長は退任に際し、所感の中で、「百家争鳴、 これもいいではないか、これを乗り切っていこうではないか。」といわれております。 私どももその意に添って、精一杯真面目に努力し、真に皆様が寄り集う信頼ある体制 作りに努めたいと考えております。 最後になりましたが、関係機関、関係団体のご指導を得ながら、会員の皆様と手を携 え、この大任を全うして行きたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 てお願い申し上げましてご挨拶にかえさせていただきます。
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