年頭ご挨拶

 石川県中小企業団体中央会
 会 長  五 嶋 耕 太 郎


「中小企業組織の更なる飛躍を」

 年頭にあたり、新春のお喜びを申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご高配に深く感謝申し上げます。
 昨年は、記録的な大雪に見舞われ、7月には日銀による「ゼロ金利政策」が5年ぶりに解除、9月には引き続き行政改革推進法の実現に取り組む安部内閣の誕生、そして、皇室では、41年振りに秋篠宮家に男児「悠仁親王」様のご誕生という大変に喜ばしい出来事もあり、大過なく過ぎた一年であったかと思います。
 そんな中、わが国経済は、雇用・設備・債務の「三つの過剰」の適切な処理により、バブル崩壊後の長い停滞期を抜け出し、内需の二本柱である企業の設備投資と個人所得の好転を中心にかなり穏やかなペースで息の長い景気拡大を続けています。内需の二本柱のうち設備投資は収益力の高まりが成長分野への設備投資をふやし、基幹産業等を中心に増勢を維持、企業の収益を良くするという好循環が続いております。
 しかし、景況感は大企業と中小企業では依然として格差が存在し、産業景気は業種や地域別に偏りが見られ、地域の中小企業の多くは量的繁忙にも拘わらず、原油価格や原材料の高騰、単価の引き下げ等による収益の低下、また、ゼロ金利政策解除による企業の設備投資や家計の住宅消費への影響など、景気回復が地域経済や中小企業にあまねく及んでいるとは言えません。
 加えて、少子高齢化による労働人口の減少、環境問題に対する新たな取り組み、税制改革の動向、中心市街地や商店街の衰退、公共事業の縮小等構造的要因により経営環境は依然として厳しい状況下にあります。
 中小企業を取り巻く競争環境が一段と厳しさを増す中で、意欲と能力のある中小企業はもちろん、多くの中小企業が将来に向かって希望を持って挑戦していけるよう、協同化の精神を組合等に結集することにより、経営資源を相互に補完し、自己の経営革新を図ることが極めて有効であり、以前にも増して組合等、中小企業の果たす役割は重要なものとなっております。
 我々中小企業団体中央会の果たす大きな役割は、中小企業対策・中小企業連携組織対策の拡充・強化、組合制度の更なるの改善とその成長のための環境整備であります。
 中小企業がこうした環境に適切に対応し、持続的に発展していくためには、創業・企業の促進、新連携の推進、新事業展開等が益々重要視されており、本会といたしましても強力な支援体制により、創業の促進、経営革新の推進、労働・教育政策の推進、関係税制等の充実・強化、中心市街地活性化等まちづくり三法の実効ある運用、中小商業の振興対策の強化等に積極的に取り組んでいく所存であります。
 今後とも、幅広い視野で、新しい時代にふさわしい支援体制を強化し、「行動する中央会」「提案する中央会」をモットーに中小企業組織の更なる飛躍に全力を傾注し、中小企業組合の中核的支援機関として、関係団体はもとより中小企業の充実・強化に、総力を結集して事に処したいと考えております。
 各位の一層のご支援とご協力を切にお願い申し上げますとともに、益々のご発展、ご健勝を心よりご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。


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