中小企業における技能の受け手となる人材の確保に係る支援について

 厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会は、1月27日、厚生労働大臣に対して「中小企業における技能の受け手となる人材の確保に係る支援について」(報告書)の建議を行った。
 同報告書では、技能継承に計画的に取り組む中小企業の人材確保を円滑かつ効果的に図っていくためには、(1)円滑な雇入れの促進に向けた支援(『事業協同組合』等団体への委託募集の活用による採用システムの確立 など)、(2)雇用管理改善
に向けた支援、(3)就職後の定着に向けた支援、等の対応策について法的措置を含め検討を進めていくことが適当である、としている。
 厚生労働省では、同建議を踏まえ、中小企業における技能の受け手となる人材の確保に係る支援について検討を行い、今通常国会へ関連法案(「職業能力開発促進法及び中小企業における労働力の確保及び良好な雇用の機会の創出のための雇用管理の改善の促進に関する法律の一部を改正する法律案」)を提出する予定としている。

 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0127-4.html 
       http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0201-2.html