◎ 中央会との提携ローンの創設について     (商工中金)

 

 

 政府系の協同組織金融機関である商工中金は、全国中央会・都道府県中央会と提携し、会員組合の組合員を対象とした、迅速な手続による貸出商品の取扱いを開始することとなった。

 

 同提携ローンは、商工中金の組合に対する総合支援策である「コーポラティブ21」の強化の一環として、「新設組合に対する中央会推薦貸出制度」「新設企業組合に対する貸出制度」に続いて、中央会との緊密な連携の下、中央会並びに会員組合の一体性維持を、組合員に対する金融面から支援することを目的としている。

 

 同提携ローンの概要は下記のとおりで、中央会の推薦を受けた組合の組合員に対して、より迅速な貸出手続を実現するものとなっている。

 

 

 ○貸出対象:「中央会の推薦を受けた組合」の組合員で業歴3年以上、

かつ、組合加入歴3年以上の法人、等

 

 

 ○資金使途:長期運転資金

 

○貸出限度:3,000万円以内

 

○貸出利率:・商工中金所定の利率から0.1%優遇、

・「中小会社会計基準適用に関するチェックリスト」

(日本税理士会連合会策定)添付によりさらに0.3%優遇

 

○貸出期間:3年以内(分割返済)

 

○担  保:原則、無担保

 

○保 証 人:代表者のみ

 

○中央会による推薦の要件

  (1)原則、組合において金融事業を実施していないこと

  (2)組合運営が適切に行われていること

  (3)組合役員・組合事務局とも、当商品について理解していること

  (4)組合事務処理に不安のないこと(組合員名簿の作成と、

(ある場合のみ)賦課金の継続的な納入等の確認が必要)