環 境 対 応 型 事 業

NGP北信越リサイクル協同組合

住 所:〒920-0211 金沢市湊3丁目3−2 電話番号:076(239)5200 FAX:076(239)5205
設 立:平成16年6月 組合員:9人 出資金:3,000千円
業 種:自動車解体部品業、自動車部品卸売業
地 区:石川県、富山県、福井県、新潟県

●ポイント
 自動車リサイクル法に対応するため、シュレッダプラントを新設・共同で運営管理することに
より、使用済自動車の引き取りから解体、破砕までの一貫した適正処理実現を目指す

○背景と目的
 使用済自動車の適正処理を目的とする自動車リサイクル法に対応するためには、引取業者、解
体業者、破砕業者それぞれの段階で適正処理を行うことが必要であった。組合員においては、適
正処理を完結させるための最終処理までの見極めが大変重要となり、取引破砕業者の動向に影響
されることのない体制を構築することが急務となった。そのため、シュレッダプラントの新設・
共同運営管理を行うことにより、引き取りから最終処理までの一貫処理を行い、自動車リサイク
ル法の目的にかなった適正処理実現に取り組むこととした。

○事業活動の概要
 引き取りから最終処理までの一貫した適正処理を実現するため、組合でシュレッダプラントを
新設し、共同運営管理を行っている。操業開始を目指し、組合設立当初から新事業「シュレッダ
事業」の研究・検討会議、シュレッダプラントの視察等を実施した。それらを踏まえ、事業計画
を策定し、プラント建設予定地の選定及び騒音・振動・粉塵等の環境影響調査、許認可取得に向
けて活動中である。

○成 果
 プラント操業については、引取業者・解体業者の協同組合による使用済自動車の一貫処理を実
現している例はなく、日本初の取り組みとなることは組合員にとって大きな励みとなり、事業の
成功を目指した強い一体感が醸成されている。環境影響調査についても特に問題はないと推測さ
れ、認可がおりる可能性は高い。シュレッダ事業開始5年後の処理台数目標は84,000台と
しており、これを実現できれば組合及び組合員のシェアアップが見込まれる。これまでの成功要
因としては、@組合員の強い結束、A9名の組合員全員が理事として高い意識を持っていること、
Bバイタリティの発揮等があげられる。

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