*食料品製造業(醤油製造業)
生産量は対前月比、対前年同月比ともに微増だった。
出荷量は対前月比でやや増加したが、対前年同月比では横ばいだった。
*繊維同製品製造業(ゴム入り織物製造業)
生産量は、対前月比で若干増加であったが、対前年同月比では減少となった。
*繊維同製品製造業(織物製造業)
インテリア織物、差別化衣料分野においては、受注の確保が進み、好転の兆しが見られる。
*繊維同製品製造業(撚糸製造業)
絹ねん糸業については、ベトナムからの完成撚糸輸入により産地の受注量は減少し、設備稼働率は低下している。
仮よりねん糸業については、一部で稼働率の上昇が見られるが、採算面では厳しい状況である。
*繊維同製品製造業(織マーク製造業)
当組合の原糸および加工糸の売上高は対前月比、対前年同月比ともにやや減少した。
業界全体としては、気候の温暖化のためか冬物の受注が減少している。
*木材木製品製造業(金沢地区)
住宅減税の期間延長が発表され、平成12年度の受注量は多少安心できるものと思われる。
平成12年4月より実施される、性能保障の内容に非常に関心が集まっている。
*窯業・土石製品製造業(骨材採取販売)
12月の組合取扱い出荷量は対前月比17%増、対前年同月比で5.8%増であった。
また、対前年の4月〜12月期では生コン向け8.3%増、アスコン向け7%減となったものの、全体量では5.5%の増となった。
*窯業・土石製品製造業(コンクリート製品)
当月の出荷量は対前月比、対前年同月比ともに減少した。
市況面においては、需要家側のメーカーに対する値引き要求が依然として強い。
*鉄鋼金属製造業(箔製品製造業)
依然として厳しい状況が続いており、好転の気配は全く感じられない。
*鉄鋼金属製造業(銑鉄鋳物製造業)
年末を迎え、受注を期待したが、依然として低迷を続けている。
散発的に受注はあるものの継続性がなく、先の見通しが立たない。
*鉄鋼金属製造業(銑鉄鋳物製造業)
前年同月比において、売上高は総体的には好転の状況にあるが、各企業ごとに見てみると、好転の企業と不変または悪化の企業との差異が生じている。
その主たる要因は、リストラ等の合理化が出来たかどうかにあると思われる。
*機械器具製造業(金属機械製造業)
輸出を中心に動きが感じられるが、仕事があっても値引き要求が強く採算割れの状況である。
*機械器具製造業(金属機械製造業)
当組合員の主要受注先である繊維機械メーカーの生産は、平成10年4月から12年1月までの2年間をみると、以前の3分の1以下に落ち込んできていたが、ようやく以前の2分の1にまで回復する見通しである。
*機械器具製造業(金属機械製造業)
業況については、下げ止まり感はあるものの、新たな設備投資等はなく、回復にはしばらく時間が必要と思われる。
*機械器具製造業(鉄工団地)
一部で仕事量の増が見込まれている。積極的に受注開拓をしてきた努力が実を結びつつあると思われる。しかし、それらはいずれも低価格、少ロット、短納期が壁となっており、手放しでは受けられないのが実状である。
今後の繊維機械の増産に期待している。
*卸売業(原糸織物卸売業)
生糸は海外において品薄のため価格は上昇しているが、織物には反映されていない。
化合繊織物は一部の商品に動きが見られ、多少ながら好転の兆しが見えている。
*卸売業(衣料卸売業)
本年度の売上高は昨年度に比べ約94%と減少し、長期の経営悪化が続いている。
*卸売業(水産物卸売業)
本年度の売上高は昨年度に比べ約94%と減少し、長期の経営悪化が続いている。
*小売業(石油小売業)
暖冬のために灯油販売の売上が減少している。
また、ホームセンター等による灯油の廉売に伴い、一般販売店の収益が極端に減少している。
原油価格が継続して上昇しているが、販売価格に転嫁できず苦しい経営が続いている。
*小売業(電器小売業)
相変わらず市況が不安定であるが、不況打破と経営活性化の販促策として、北陸3県共同売り出し特別企画を実施している。
*小売業(衣料小売業)
年末商戦の追い込みに若干の期待感を望んでいたが、第4週(12月20日前後)のみ売上の伸びがあったものの、結果的に売上高は対前年比92%前後であった。
*小売業(水産物小売業)
師走に入りお歳暮商戦に期待したが、あまり客足は伸びなかった。
ただ、年末である30、31日は好天に恵まれたこともあり、若干売上高が伸びた。
大型店が元旦、2日から営業を行うことで、消費者がまとめ買いを行わなくなった。
*小売業(共同店舗)
売上高合計は、対前年同月比で99.99%とほぼ前年実績を確保した。
当月は積雪の影響で苦戦したが、年末に盛り返した。
*商店街(近江町)
県・市のご援助と観光バス駐車場の運営努力が実った成果により、観光客を中心に客足が戻ってきているように感じられる。今後、尚一層の努力を続けて参ります。
年末のアルバイトは、出勤状況、金銭、勤務態度が年々悪くなってきている。
*商店街(横安江町)
年末には、商店街に人の増加が感じられた。
*商店街(尾張町)
1年間を振り返ってみると、当商店街の売上高は昨年度に比べ昨年並みを確保した店舗もあるが、結果的には微減となった。
*サービス業(温泉旅館業)
地域の魅力化の推進と従業員の意識の改革を行っている。
*サービス業(自動車整備業)
継続検査対象車両数において、12月期は対前年同月比で+3.8%と順調に伸びている。今後は平成12年1月から3月期は繁忙期に入るため、一層増加する見込みである。
一方、新規登録車については、対前年同月比で+3.2%の伸びを示している。
*サービス業(クリーニング業)
売上高は対前月比、対前年同月比ともに10%減少した。
冷え込んだクリーニング需要は前年割れの厳しい状況である。生産コストを抑え、お客が利用しやすいように料金を低くする努力をしなければならない。
*建設業(総合建設業)
建設工事の受注高は対前年同月比28%の減となった。
内訳として、民間工事が19.4%の減、官公庁の工事が31.5%の減となった。
*建設業(鉄骨業)
1999年度の全国の鉄骨需要は750万トンと推定され、対前年度98%であった。
2000年以降の我が国の経済回復に期待したい。
*運輸業(トラック運送業・金沢市)
当月は一年間で最多忙月であったので繁忙を予想したが、思ったほどではなく、20日前後に一時的な車輌不足のために荷物余りとなっただけであり、例年に比べると極めて低調であった。
運賃低迷、コスト(燃料費など)増大により、収益状況が一段と悪化している。
*運輸業(トラック運送業・小松市)
輸送需要が伸びて、車輌の稼働率が向上した。年末の一時的な現象と思われるが、それでも全体的にやや明るさがでてきた。
燃料価格の上昇分を運賃に転嫁する努力がこれからの課題である。
*運輸業(ハイタク業・金沢市)
収益面では、対前年同月比94.1%だった。暖冬、晴天で利用客が伸びなかった。
規制緩和のスケジュールが定まり、道路運送法改正案が示されるなど自由競争促進と効率化が求められており、厳しい対応が迫られている。ただ、焦点の一つだった運賃は原則として現行の許可制を維持し、自由化を見送った。輸送の秩序維持の面から歓迎しているが、在り方をめぐって今後議論を呼びそうである。
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