*食料品製造業(醤油製造業)
生産量は前月比、前年同月比ともにかなり減少した。
出荷量は前月比、前年同月比ともにやや減少した。
*食料品製造業(菓子製造業)
気温が涼しくなり、和菓子の需要が増えてきたように思われる。
受注量は、件数、1件あたりの個数ともに増加した。
*繊維同製品製造業(ゴム入り織物製造業)
9月同様に景況に好転は感じられない。この状態で年越しするのは不安であるが、そうかといって手の打ちようがないのが現状である。
*繊維同製品製造業(織物製造業)
インテリア織物、差別化衣料分野においては、荷動きが活発化しており、受注の確保が進み好転の兆しが見られる。
*繊維同製品製造業(撚糸製造業)
絹ねん糸の生糸相場は依然として下落状態にあり、需要は伸び悩んでいる。一方、海外からの完成撚糸輸入のため、産地の受注量は大幅に減少し休廃業が続出している。
合繊ねん糸は、差別化指向がはっきりし、それに対応する企業とそうでない企業が明暗を分けている。
*繊維同製品製造業(ニット製品製造業)
婦人・カジュアル衣料の生産は依然として不振である。
インナーやスポーツ衣料等の生産で維持している状態である。
*繊維同製品製造業(織マーク製造業)
売上高は、前月比、前年同月比ともにやや減少した。
業界全体の景況は、今年の気候が温暖であるためか秋冬物の受注が遅れ、受注・生産ともに減少し稼働率が低下している。
*木材木製品製造業(小松地区)
製品の単価は持ち合いであるが、丸太は少し単価が上がっている。
*窯業・土石製品製造業(骨材採取販売)
10月の組合取扱い出荷量は、対前月比全体量で2.8%増とわずかに伸びた。
また、対前年同月比で生コン向14.5%増、アスコン向18.1%増で、全体量では15.1%増となった。
*窯業・土石製品製造業(コンクリート製品)
需要期に入り、当月は需要が伸びることを予想したが、思ったほど需要はなく、対前月比、対前年同月比ともに売上高は減少した。
市況動向はゼネコン間の厳しい受注競争の影響からメーカーに対する厳しい指し値が続いており、買い手優位の相場展開となっている。
*鉄鋼金属製造業(銑鉄鋳物製造業)
業況は多少の動きは感じられるものの、まだ停滞ムードである。
前月同様、受注状況には企業格差があるものの、受注単価に厳しさが要求されている。
*機械器具製造業(金属機械製造業)
受注量や景況感に若干改善の兆しがあるものの、受注単価の改善が見られず、採算面での厳しい状況が続いている。
*機械器具製造業(金属機械製造業)
当組合員の主要発注先である繊維機械メーカーの生産状況は、9〜11月はやや好転したが、12月以降は来年2月頃まで落ち込む見通しであり、雇用調整給付金の継続強く要望している。
*機械器具製造業(鉄工団地)
受注価格は厳しいコストダウンの要請に応じるため、協力せざるを得ない状況である。
*その他製造業(漆器製造業)
木製漆器は若干持ち直してきたが、近代漆器は依然として悪いため、産地全体としては下降気味にある。
数年前は、秋口には正月の需要が多く忙しい季節になるはずであったが、近年はそれがない。
*卸売業(原糸織物卸売業)
依然として低迷状態が続いているが、発注が多少増加したようである。
*卸売業(水産物卸売業)
売上高について、前月比は季節的な要因のため増加したが、対前年同月比は大幅に減少した。
業界の不安は増すばかりである。
*小売業(石油小売業)
今年3月の石油輸出国機構の減産合意をきっかけに、原油価格が高騰に転じたことに伴い、石油元売会社は4月以降毎月連続で仕切価格を値上げしている。販売店は販売価格に仕切価格の上昇分を充分に転嫁できず、適正利潤の確保が困難な状況にある。
季節商品の灯油の販売については、ホームセンター等での廉売に伴い価格競争が心配される。
*小売業(電器小売業)
年末に向けての各店舗合同展示会においては、これといったヒット商品がなく来場者は前年を大幅にダウンしている。
また、天候が暖冬気味のため季節商品(暖房機等)の伸びが鈍化している。
*小売業(青果食品小売業)
前年は台風、長雨等の影響により農作物の販売価格が上昇したしたが、今年は被害が少なく、前年に比べると1〜3割ほど安くなっている農作物がある。
*小売業(衣料小売業)
例年より高温気味であるため、秋物衣料の売上高は対前年度比で90%前後となった。
*小売業(共同店舗)
売上高合計の対前年同月比は、97.9%とわずかに前年実績を下回った。
*商店街(横安江町)
景況は、少しずつではあるが明るさが見えてきた。
*商店街(尾張町)
売上高が増になっている店は少ない。
ただ、減となっていないのは事実である。
*サービス業(温泉旅館業)
宿泊料金の原価割れが問題となっている。
日帰りが出来るプラン(湯めぐり、味めぐり)を実施。
*サービス業(自動車整備業)
継続検査の4月から9月までの半期分の動向調査によれば、車検を受検する割合が高くなっている。これは、新規登録車等の代替需要が低迷していることに影響がある。
しかしながら、車検代行業等が増加しており、相変わらず厳しい状態である。
*サービス業(クリーニング業)
売上高は対前月比20%増であった。対前年同月比は5%の減であり、これは単価が下がった分である。
*建設業(総合建設業)
建設工事の受注高は前年同月比2.3%の減となった。
内訳としては、民間工事が51.4%の増、官公庁の工事は13.7%の減であった。
*建設業(鉄骨業)
鉄骨需要の低迷と急激な価格の下落により、それぞれの企業が延命措置を余儀なくされている。
北陸3県において、経営強化を図るとともに実例の発表を通して体質強化につなげるため、経営強化研修会を実施することになった。
*建設業(鉄筋業)
巷では、景気動向は上昇傾向であるといわれているが、当組合では実感に乏しい。
*運輸業(トラック運送業・金沢市)
荷動きの状況から見ると景気は底を打ったように思えるが、回復を感じるには至らず、運賃は相変わらず低迷している。
燃料(軽油)価格は月毎に上昇し、採算は一段と悪くなっている。
*運輸業(トラック運送業・小松市)
総体的にやや上向きの傾向にある。
昨年の10〜12月にかけて運賃が1〜1.5割程度下がっており、車の稼働率が上昇しても収益を好転するに至っていない。
原油価格上昇により、燃料費のウエイトが高くなっていることが心配である。
*運輸業(ハイタク業・金沢市)
金沢市内タクシーの日車営収は、2万円台後半を張り付いて動かない。10月の実績は26,690円で前月に続いて26,000円台であった。今年5月の26,580円に次ぐ低水準だった。
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